こんにちは!ゆるくま家です。
毒親育ち、アダルトチルドレン、機能不全家庭出身者の方、こんな悩みはありませんか?(以下、毒親育ちさんで統一します)
- 自分の子どものことをどう考えていけばいいかわからない
- 毒親にされた子育てはしたくないけど、どうすればいいのかわからない
- 自分のしている子育てに自信がない
毒親育ちさんは「毒親の負の連鎖を食い止めたい」と思っているのに、子どもとの向き合い方がわからなくて困ってしまうこと、きっとあると思います。
毒親育ちの自信のなさから、アドラー心理学、モンテッソーリ教育、ヴァンデアコーク理論必死に学び、公認心理師として培った学びも織り交ぜ、今の状態にたどり着きました。
そこでこの記事では、負の連鎖を食い止めるのに必要な知識
- 親子関係とはどんな関係か
- 親ができる「本当に子どものためになること」は何なのか
について解説します。
この記事を読めば、毒親から教えてもらうことができなかった子育ての本当に大切なものを知ることができますし、実行できればそれを自分の子どもに与えることができるようになります。
このブログでは、毒親育ちさん、アダルトチルドレン、機能不全家庭出身者に向けて「毒親育ちの負の連鎖を断ち切る、人生が豊かで幸せになる子育て」を発信しています。
親子関係ってどんな関係?
ずばり、親子は対等な関係!
確かに親は子どもを育てているし、たくさんのことができるし、子どもよりも大きな責任を負うことができます。
しかしそれはあくまで機能的な価値であって、人間としての価値の上下には全く関係ありません。
アドラーは、子どもだろうが大人だろうが、上司だろうが部下だろうが、「人間としての価値はみな同じ」と考えました。
大人も子どもも「自分の仕事」に従事しているのです。
例えば大人の仕事は、
- 子育てをすること
そして子どもの仕事は、
- 自分を成長させること
アドラーは、大人も子どもも自分の仕事に従事しているに過ぎず、仕事に上下はないと考えました。
しかし、仕事は従事者が協力し合わないと達成でませんよね。
だから子育てというのは親子で協力し合うものであり、親子は協力し合う仲間なのです!
【準備中】混ぜるな危険!存在価値と機能価値、生きることが人への貢献
親が子どもに取るべき態度 3つのポイント
- 子どもを尊敬する
- 子どもを信頼する
- 子どもは別の人間と心得る
例えば仲のいい大切な友達のことを思い浮かべてください。
その友達のことはどう思っていますか?
きっとこの3つが当てはまっているのではないのでしょうか?
子どもへの接し方に困ったら、
と考えてみてください。
もちろん親子関係は友達関係ではないので、全く同じようにはできませんが、自分の言動を立ち止まって振り返るのにはとても役に立つ考え方です。
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親にできることはこれだけ!…環境を整える
このブログでは、子育ての環境を次のように2つに分けて考えています。
子育ての心理的環境
心理的環境は、今まで解説してきたことが基礎になります。
- 子育ての目標を持ち、それに向かって子育てすること
- 子どもの発達についての知識を持つこと
- 親子は対等で協力し合う仲間であると心得ること
❶「子育ての目標」が重要な理由
「子育ての目標」が一番の基礎になります。
「子育ての目標」は子育てのマインドの土台なので、「子育ての目標」を理解して実行していければ、自然と心理的環境、そして物理的環境まで整っていくのです。
➋「子どもの発達の知識」が重要な理由
➋が重要な理由は、子どもの発達の知識を得ると「子どもの見方が変わる」からです。
先日、友達が3歳の子どもに
と腹を立てていました。
発達の知識を得て、子どもの見方が変われば、子どもの成長の芽を摘まず伸ばしていけるのです。
また仮に発達の知識がなくても、実は❶「子育ての目標」が理解できていれば、まず子どもの成長の芽を摘むことがありません。
発達の知識は、子どもの成長をより支援しやすくすると考えてもよいかと思います。
❸「親子は対等と心得る」が重要な理由
これは毒親育ちさんに最も伝えたいことです。
毒親は、そもそも親子を対等と思っていませんよね。
毒親そだちさんは、親にこんな風に扱われてきませんでしたか?
- 子どもは自分の延長、自分のモノ
- 子どもは親を敬うべき
- 育ててやっている
悲しかったですよね。
でも自分のことを卑下しないでください。
親子は対等なんです!
世界三大心理学者のアドラーが言っているんです!
間違っていたのは毒親の方です。
毒親から卒業して、親子で気持ちのいい関係を作ってほしいと思います。
子育ての物理的環境
物理的環境は、心理的環境という土台の上にあると考えてください。
ここでは、子どもの生存に関わるもの(食事や衣服など)ではなく、子どもの能力を伸ばすものについて解説します。
物理的環境を整えることを考えるに当たり、アドラー式の知識に加えて、モンテッソーリ教育の知識をぜひ有効活用してほしいと思います!
モンテッソーリ教育では、体や指先を動かす「お仕事」を重視しています。
指先を動かすことで脳神経細胞が繋がり、脳の発達に貢献し、注意集中など高度な能力につながっていきます。
これはモンテッソーリ教育だけでなく、脳科学や作業療法の分野でも言われていることです。
では、どうやって手や指先を動かす「お仕事」をするのか。
それは「日常生活を教材化する」そして+α「モンテッソーリ教具を手作りする」ことがおすすめです!
- 【準備中】〔モンテッソーリ式〕日常生活は能力発達の宝庫!教材化のポイント
- 【準備中】〔モンテッソーリ式〕モンテッソーリ教具は手作りできる!
以上が「子育ての環境を整える」ということでした。
この逆が、虐待やマルトリートメント(不適切な養育)となっていきます。
親が子どものためにできること まとめ
この記事では、親が子どものためにできるたった2つのことを解説しました。それは以下の通りです。
- 親子は対等な関係だと心得る
- 子育ての環境を整える
親子関係は、親が上、子どもが下というように思われがちです。それは
- できることの多さ
- 取れる責任の重さ
に注目すれば、確かに親の方が機能的にはたくさんのことができます。
しかしここで重視すべきは「人間としての存在価値」です。これは大人も子どもも同じですよね。
大人も子どもも、お互いの仕事に従事しているだけであり、仕事に上下はありません。
なので子育てというのは親子で協力し合うものであり、親子は協力し合う仲間なのです!
以上を基に、親が子どもにとるべき態度は以下の通りでした。
- 子どもを尊敬する
- 子どもを信頼する
- 子どもは別の人間と心得る
きっと仲の良い友達にはこんな気持ちを抱いていますよね。
子どもへの接し方に困ったら
と考えてみてください。自分の言動を振り返るのによい方法ですよ!
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- 【準備中】親子は対等!親子関係が健全になる3つの態度
子育てで親にできることは実は「環境を整えることだけ」なのです。
整えるべき子育ての環境は以下の2つです。
【心理的環境】
- 子育てへの心構えや子どもとの向き合い方
【物理的環境】
- 子育てに必要な物をそろえること
心理的環境は、子育ての土台です。重要なポイントは以下の通り。
- 子育ての目標を持ち、それに向かって子育てすること
- 子どもの発達についての知識を持つこと
- 親子は対等で協力し合う仲間であると心得ること
特に❶が重要で、これさえできていれば、❷がなくてもまず間違った対応を取ることはなくなりますし、❸は自然と達成できます。
しかし❷も❸もできていたほうが、結果的に❶を達成しやすくなります。
物理的環境は、ぜひモンテッソーリ教育の知識を有効活用してください。
子どもは指先を動かすことで脳を発達させます。
そこでおすすめの方法は「日常生活を教材化する」そして+α「モンテッソーリ教具を手作りする」ことです!
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このブログでは「子育ての環境を整える」ことを解説しています。
ぜひ他の記事でも環境を整える知識を得てくださいね!